China News Letter

中国の2020年木材輸入の動向

ロシア連邦森林法の第29条が2018年5月21日に修正され、次の内容が本条に加わり、2020年1月1日より施行されることとなった。

2030年12月31日まで、伐採の針葉樹原木の用途はロシア連邦国内での加工に限り、また、未加工木材(モンゴリマツ、トウヒ、モミ、ユキマツ、カラマツ)はロシア連邦国内の使用に限ることとする。
(仮訳)

これは、近年の成長量を超過した伐採の抑制、違法伐採問題の解決、原木の輸出から加工製品への輸出を通じた国内加工産業の振興を図る法的措置であるとみられる。

以上の法改正を受け、中国側の木材業界専門家らは、中国の木材輸入は来年から以下のように大きく変わるであろうことを予測している。

  • ロシア産原木の輸入の大幅減
  • ロシア産製材の輸入の大幅増
  • ニュージーランド、オーストラリア、チリ産原木の輸入増
  • 日本産原木、製材の輸入増
  • 米国産製材、原木の輸入回復